コカ・コーラの自販機とネオンサインに出会った
瓶のコーラが飲めるベンディングマシーン
コカ・コーラのベンディングマシーンにはさまざまな種類があるが、何と言っても190mlボトル専用のベンディングマシーンこそが真打ちである。なかでも、1940〜1950年代にアメリカのガスステーションやバーなどに置かれていた、丸みを帯びたマシーンこそが、“キング・オブ・コーク”とでも呼びたくなる存在感を放っているのである。
1940年代のベンディングマシーンを復刻!
この写真は、台東区のかっぱ橋道具街のお店に置かれているベンダーで、150円を入れると冷えた瓶のコーラが出てくる現役のマシーンである。取り出し口から出てきたコーラは、栓を抜いたらその場で飲むことができる。
聞く所によるとこのマシーン、何かを記念して特別に復刻されたモデルのようだ。1940年代のマシーンは、仮にあったとしても動作しているものはほとんどないだろう。ディスカバリーチャンネルの『クラシックカー・ディーラーズ』で修理ドキュメントが完成してしまいそうなネタである。
このベンディングマシーンを見たくて、全国からコカ・コーラマニアが集まるのだそうだ。
かくいうわたしもその一人で、コーラを1本買って店内のテーブルで飲ませてもらうことに。
ショーウインドウを覗くと、ビンテージベンディングマシーンのキーホルダーを売っていたので、これは迷わずにGet !。
フィッシュテールのネオンサインとご対面!
そして、この日のハイライトは、あこがれのフィッシュテールのネオンサインとの出会いだった。ペニージャパンが生産していた業務用の看板で、ネオンの背後には伝統のフイッシュテールが左右対称にデザインされている。お店の方に無理を言って倉庫の奥から出してきてもらった写真がこれ。
コカ・コーラファンなら、誰もが一度はあこがれる完璧なラインである。幅72×高38××奥行12cmのやや大きめのサイズで、フイッシュテールに沿って赤、Coca-Colaのラインには白いネオン管が通っている。表面は透明のアクリル板で保護されているこのタイプは、すでに生産中止となっている。実は、このフィッシュテールのネオンサインには、いくつかヴァージョンがある。
一つは、1950年代にアメリカでつくられたオリジナルで、サイズが幅110.5×高40.5×奥行21cmもあるビッグサイズのもの。こちらは、なかなか手に入らない貴重品で20〜30万の高値で取り引きされているマニア垂涎の一品だ。
そして、最近になってネオン管をLEDに変えて復刻されたのが、幅55×高さ22×奥行5.5cmの大きさのもので、上記に比べてややコンパクトだが、部屋に飾るには適度なサイズ感である。こうして並べてみると、一見同じように見える看板だが、文字の太さや間隔などに細かな違いがあるのが分かるだろう。もっとも、サイズがかなり異なるので、実物を前にすればその違いは一目瞭然に違いない。
それにしても、1950年代から半世紀以上もの長きに渡って受け継がれている看板デザインの普遍性に驚くと同時に、あらためてロゴデザインの優秀さと宣伝のうまさについて感心させられる。こうした伝統的なブランドへのこだわりが、コカ・コーラが時代を超えて世界中のファンを魅了し続けている所以ではないだろうか。
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