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テレビモニター用スピーカーを作ってみた!

DVDレコーダー専用モニタースピーカーを自作

家族の知人からいただいた東芝のDVDレコーダーを修理して、自作のラックに入っている1合枡スピーカーにつないで音を出していたが、エンクロージャー容量が小さいために低音不足なのが気になっていた。そこで、一念発起してエンクロージャーをラックの奥まで延ばした専用モニタースピーカーを作ることにした。DVDレコーダーは奥行きがあり、棚上げすると結構なデッドスペースができる。このスペースをいかに有効に使うかが今回のテーマだ。

 

それまで使っていた1合枡からスピーカーユニットを取り外した状態。同じ縦幅だが、奥行きを4.5倍にすることで低域を効率よく増幅させるのがねらい。

 

シナ合板を使った奥行き30cmのモニタースピーカー

テレビ用のスピーカーとしては、センタースピーカーを用いた2.1chのタイプが定番である。最近のディスプレイは時代を追うごとに薄型となっており、構造的な問題で内蔵スピーカーの音はどんどん貧弱になっている。そこで、迫力のドルビーサウンドを聴くために、ホームシアター用の5.1chサラウンドシステムや、それをコンパクトにした2.1chのAV製品が登場して使われるようになった。

 

 

過去に製作したトールボーイ型のスピーカーがヒントに!

今回は、自作の専用ラックにDVDレコーダー、スピーカー、アンプをひとまとめにしたオールインワン装置を作りたかったので、あくまで2chステレオにこだわって製作した。アンプは、雑誌「ステレオ」誌の付録として製造された、ラックスマンのデジタルアンプ「LXA-OT3」を自作のウッドケースに収めたものを使用。左右に仕切られたラックの下段にアンプとスピーカーがピッタリフィットするように作らなくてはならない。

 

 

 

スピーカーユニットは、FosterのFF80BKを使用

縦幅9cmのバッフルにぎりぎり取り付けが可能なスピーカーとして採用したのは foster の FF80BK というフルレンジユニット。すでに製造中止となってはいるが、音の傾向としては fostex の P800K に近いオールマイティーなスピーカーユニットだ。今回製作するのは奥行き30cmとはいえサイズ的には小さなエンクロージャーとなるため、バスレフ効果はあまり期待できないので、密閉式にすることにした。

 

板材は厚さ5.5cmのシナ合板を使用。バネ式ターミナルの接続部分は突起が短く、6cm以上の厚さでは板を貫通できない。
スピーカーユニットのfoster FF80BKを取り付けたバッフル側内部。補強材として上面に木片を接着している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンクロージャーはラックと同系統のウォールナット仕上げに

内部にニードルフェルトの吸音材を仕込み終えたら、スピーカーの上蓋を接着してスピーカーが完成した。次は塗装作業である。今回はラックと同系統のウォールナット仕上げを水性ステインを使って施した。シナ材はMDFと違って木目を生かせるので塗装作業はとてもしやすい。

 

 

 

いよいよ完成! さて、どんな音がするのだろう?

スピーカーの塗装も終わり、スピーカーを専用ラックに収納しようとすると、縦サイズが結構きつくてラックに収めるのにすこし手こずった。スピーカーそのものが上段の支柱になるようキッチリ収める寸法だ。さあ、設置が終了したのでさっそく音出しチェックをしてみよう。

 

 

 

奥行き30cmのエンクロージャーで低音効果はバッチリ!

1合枡のキューブ型スピーカーから、容量にして約4.5倍となった奥深スピーカーから音を出してみると、すぐにその効果を実感することができた。1合枡では再生しきれなかった中低域がズンッと出るようになり、音楽ソフトを再生するとその差は歴然である。これからエイジングを兼ねて音楽ソフトを複数観てみようと思う。

 

 

 

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