アカサカベースのサージェント・ペパーズ
サージェント・フォトセッション at アカサカベース
サージェント・ペパーズのパロディ写真について書いていたら、自分でも撮影したくなったので、パティオを使ったフォトセッションを急遽開くことになった。フォトセッションと言っても、撮影、スタイリング、レイアウトなどはすべて一人作業。とりあえず、ビートルズをはじめ1960年代にちなんだグッズをいろいろ引っ張りだしてきた。
その前に、サージェント・ペパーズの貴重なアウトテイク写真を一つ。これは、「The Beatles – 1967」というブートレグのジャケットに使われたもの。4人のポーズも決まっており、これはこれでイカしている。手前のBEATLESの花文字がかなり崩れており、後で合成したのがうかがい知れる。その他、本ジャケでは削除されたガンジーやアインシュタインも写っている。リンゴが立っている裏には、なんとヒットラーもいたそうだ。
徐々にレイアウトが変わっていくのが面白い
写真を編集していて分かったのだが、サージェントのフォトセッションでも、最初はシンプルなレイアウトだったのが、徐々にハリボテやブツが増えて、メンバーの立ち位置や構図も次々と変わって、本テイクを撮り終えるまでには紆余曲折があったに違いない。
アートディレクターのピーター・ブレイクの指示で、撮影前の基本セッティングをしてから、まずはマネジャーなどの関係者が入り、最後にビートルズの4人がスタジオに入ったはずだ。アートスクール出身のジョンなどは、現場でいろいろなアイデアを出して、ブレイクや他の3人の意見も織り交ぜながらレイアウトは徐々に完成していったと想像できる。
さて、今回の写真だが・・中央には1/4サイズのバスドラム、その手前にビートルズのボビングヘッドフィギュア、バスドラ左脇にはスティーブ・マックィーン、左端にはキャンベル・スープとキャンベルの衣装を着たバービー、右脇にはアンディ・ウォーホル、右端にはペプシのベンディングマシンとオースティン・パワーズのドクター・イーブル、左奥にはサージェント・ペパーズの12インチレコードジャケット、中央奥にはコカコーラのベンディングマシンを設置。
背景の左奥には、ハード・デイズ・ナイトの12インチレコードジャケット、右奥にはヴァイオリンとウィリーワイヤーハンドのガレージサインが華を添える。
最後に、バービーにレスポールギターを抱えさせ、フォルクスワーゲンのタイプII、コカコーラのベンディングマシン上にイエローサブマリン、アンディ・ウォーホルが実際に使っていたのと同じコニカC35を加えて完成! ここまでの所要時間はおおよそ2時間だった。
ところで、ビートルズの1/6アクションフィギュアはいつ発売されるのだろうか? 25年ほど前に発売されたハミルトン製のフィギュアも良くできていたが、ソフビ製のため着せ替えができなかった。
1/6アクションフィギュアが発売されれば、サージェントペパーズはもちろん、初期の襟なしスーツやシェアスタジアム公演、武道館公演、ルーフトップセッション、アビーロードなどの衣装をはじめ、ウィッグ、つけ髭、ロンドンブーツ、楽器などの幅広い展開が可能だ。それなりに良い商売になると思うのだが、フィギュア業界の方いかがだろうか?
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