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クロスオーバーカフェへようこそ♬ 心地良いアルバム その1

増尾好秋「グッドモーニング」

アカサカベースでは、テーマごとにおすすめのレコードを紹介しているが、新たにフュージョン系の名盤を紹介するシリーズ「クロスオーバーカフェへようこそ」を掲載していこうと思う。郊外のちょっとおしゃれな街並みに、ポツンとたたずむミュージックカフェという設定です(笑)。

 

ここでは、とにかく聴いていて気持ちの良いアルバムをカフェの店主がピックアップして紹介していくというスタイル(店内でレコードをかけているイメージ)でやっていくつもりなので、どうか肩の力を抜いて読んでみてください。

 

 

記念すべき第1弾は、ジャズギタリストの増尾好秋が1979年に発売した通算6枚目のアルバム「グッドモーニング」。ちょうど、クロスオーバーが世界中で流行している時代で、タイトルからも分かるように、とにかく聴き心地の良い爽やかなサウンドのアルバムとなっている。この時代のクロスオーバーは、演奏技術をひけらかすのではなく抑えめに演奏するのが主流で、それはおそらくジョージ・ベンソンの大ヒット作「ブリージン」の影響だったのだろう。

 

増尾好秋の特徴は、元々抑え気味のプレイスタイルだったため、この時代にあった音楽性だったとも言える。日本では、プリズムやカシオペアがデビューしたのとほぼ同時期である。これらのバンドが超絶技巧を売りにしていくのに対し、増尾のプレイは地味に聴こえるかもしれないが、逆に言えばその抑え気味の演奏が、時代を越えて世界中のリスナーの心を捉えるポイントとなるのだ。

 

ギターの音色もクリアートーンが基本。ディストーションをかけるならほんの軽めが良い。ライブなら別かもしれないが、長い年月に渡って愛聴されるには、エフェクターの味付けは薄味にするのが良い。過度に味付けされたコテコテの音色は聴いていて疲れるし、他の楽器とのアンサンブルも耳に入ってこない。演奏技術についても全部出しつくすのではなく、自分の70%くらいの力でプレイしたほうが全体のバランスが良くなるものなのだ。

 

増尾好秋の「グッドモーニング」は、爽やかな青空が広がる気持ちの良い朝のひとときに聴くには最適である。夏の軽井沢辺りのロッジでモーニングコーヒーを飲みながら、新聞を読んでいる……そんなシチュエーションにピッタリだし、たとえ郊外の避暑地でなくとも同じような気分にさせてくれる清涼剤のようなアルバムだ。あなたもモーニングコーヒーのBGMに、試してみてはどうだろうか。

 

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