レコードラックを自作してみよう! その2
レコード店の“エサ箱”を作って部屋をオシャレに演出
レコード屋さんに行くと必ずあるのが“エサ箱”と呼ばれる棚。我がリスニングルームには、買ってきたレコードを置くスペースが無い。いつもはソファやテーブルまわりに置くので、一通り聴き終えるまで起きっ放しになってしまうのだが、これでは部屋が狭くなって気分もスッキリしない。
そこで、レコードラックの上に置けるエサ箱を自作することにした。市販品にも同じような形状のものがあるが、奥行が35〜40cmくらいあって我が家にはオーバーサイズとなり具合が悪い。それならば、ここは腕の見せどころ……というわけで、早速図面をおこしてホームセンターへ行ってきた。
斜めにカットすることで、ディスプレイ感を引き立たす
使ったのは、杉の集成材で450mm×1820mm(厚さ1.4cm)のもの。LPレコードの横幅31cmがきちんと入るように内寸で幅33cm×奥行27.2cm(外寸:幅36cm×奥行30cm)サイズで設計した。
使用した木材パーツは全部で5枚、以下に材料のサイズを記しておく。
1.底部 30cm×36cm
2.背部 33cm×33cm
3.前部 33cm×10cm
4.側部 30cm×33cm (下図参照)2枚
費用は、木材とカット合わせて5,600円ほど。市販品とあまり変わらない金額になってしまったが、ピッタリサイズにしたかったので、ここはやむを得ないところだ。また、無垢材を使うので市販品よりも高級感が出ることも大きい。組み立ては木工用ボンドを接合部に塗って接着するだけ。構造上、剛性が高いので釘打ちやネジ止めは省略しても大丈夫だろう。
塗装は、水性ステインのマホガニーを使用
組み立てが終わったら、仕上げの塗装作業に入る。前回、自作レコードラックを作る際に使った水性ステイン(マホガニー)の残りを使ってササッと塗っていく。塗り終えるまでに要した時間は15分ほど。太めのハケを使えばスイスイ作業が運んでいくので楽しい。
収納量は、LPレコード50〜60枚
塗装を終えたので、早速レコードを収納してみると、55枚が若干余白を残す感じで収まった。用途としては、先にも触れたように直近買ってきたレコードを試聴し終えるまでの仮置スペースなので、これくらいの収納力があれば充分である。ディスプレイとしても機能するし、レコードの整理もしやすそうだ。
我がリスニングルームは7畳ほどの広さで、隣には通路を挟んだ先に8畳の工房がある。レコード収納には工房の棚(無印良品のスタッキングシェルフ)を使っていたのだが、そこに収まりきれなくなる前に、通路のデッドスペースを活かした収納法を模索していた。市販のラックより5〜10cmほど奥行をコンパクトにできたのは大きく、妥協せずに自作を選んだのは正解だったと思っている。
特注家具の制作にはコストがかかるが、DIYならそれを最小限に抑えることができ、自分で作ったという満足感も得られて充実すること請け合いだ。自分の部屋にピッタリの整理収納術の一つとして、頭の隅にでも入れておいていただければ幸いだ。
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