VINYL AIRPLAY Powered by SOUNDTRUNK
アナログレコードを屋外&良い音で聴きたい‼
これは、5年ほど前から計画していたアイデアで、トランクに入ったレコードプレーヤーを屋外に持ち出して、トランク型のスピーカーに無線でつないで音楽を聴くというもの。ここ2年くらいは、コロナ渦の影響でなかなか実現に至らなかったけれども、ようやくコロナ自粛が一段落したこともあり、実行に移すことにしたのである。
場所は東京渋谷区の代々木公園。美しい花に彩られた都内でも有数の公園である。日時が決まったので、購入したばかりのポータブルレコードプレーヤーをチェックしてみると、Blutooth対応とはなっているものの、なんと入力専用であることに気づいた。どうやら、スマートフォンから無線でつないで内蔵スピーカーから音を聴くためのものらしい。
しかし……である。ご存知のようにこの手のポータブルプレーヤーの内臓スピーカーというのは、構造的な問題で大きな音は出せないように設計されている。音が大きければ、当然振動も大きくなるためスピーカーの音をピックアップが拾ってしまい使いものにならないのだ。
ということは、せっかくのBlutoothもその能力を十分に発揮することなく、屋外なのに半径1m程度のニアフィールドで小ぢんまり聴くしかないという問題を抱えているのだ。アカサカベースでは、この問題を解決するために自社制作の『サウンドトランク』(Bluetooth受信機内蔵)とポータブルレコードプレーヤーをつないで、中音量で音楽を楽しむ活用シーンを提案したいと思う。
入力専用のレコードプレーヤーを出力対応機にカスタマイズ
●越えなければいけないハードル1
まず、今回の機種(D&L レコードプレーヤー スーツケース型 )の場合は、屋外で使用するために外付けバッテリーが必要である。しかし、電源は5V1Aのため汎用性が高い。スマホ用の充電バッテリーがそのまま使えるので、多少の出費さえすればこれはクリアできる。
●越えなければいけないハードル2
2つ目のハードルは、Blutooth受信専用のレコードプレーヤーに出力機能を加えることだが、これはBluetooth専用のトランスミッターを使えば意外と簡単に解決できる。ただし、そうは言ってもオーディオ接続の基礎知識くらいは必要なので、その点については注意が必要だ。
気分はもう、屋外サウンドシステムのDJ!
上記の2つ*さえクリアすれば、夢の“ヴァイナルエアプレイ”はあなたのものも同然だ。
*機種によっては乾電池で作動できるものもあるので、その場合は1つだけクリアすればOK
Bluetooth内蔵スピーカーは、各種メーカー製品が発売されているのでお好きなものを選んでほしい。プレーヤーとスピーカーが同期できたら、あとは思う存分ヴァイナルエアプレイを楽しむだけ。晴れた日の公園ならピクニック気分が盛り上がる音楽、夕陽が沈む時間帯なら枯れた味わいの泣かせる音楽 等々、サウンドシステムのDJになった気分で好きな音楽を思いっきり楽しむことができるのだ。
テーブルを囲んで10人くらいのパーティなら、5W×5W程度の出力があれば十分音が響く**ので、ピクニックが盛り上がるのは間違いない。聴かせたいレコードを友人同士で持ち寄っての“ヴァイナルパーティ”を開くのもきっと楽しいことだろう。
**公園によっては、大音量の出る音響機器の持ち込みを禁止しているので、マナーを守りながらの使用をしてほしい。今回のシステムの場合、音が届くのは半径10m程度で、本格的なPA装置の大音量には値しないと判断した。
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