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Go Hat レコードを聴いてみよう♪ その2

近田春夫&ハルヲフォン「電撃的東京」

このアルバムは、1978年に発売された彼等のラストアルバムである。当時、オールナイトニッポンの火曜第2部のパーソナリティーを務めていた近田春夫は、独自の斬新な切り口で歌謡曲を紹介するという一貫したスタイルで第2部を構成していた。かくいうわたしも、リアルタイムで聞いていたリスナーの一人だ。

 

 

このアルバムが発売されたときには、当然のことながら同ラジオでパワープレイされていたが、その斬新さに大いに刺激を受けたのを覚えている。その年の日比谷野音で開かれたロックフェスティバル(内田裕也 主催)を観に行ったのだが、近田春夫&ハルヲフォンは、このアルバムから「ついておいで」「ブルドッグ」「東京物語」「人間狩り」「情熱の砂漠」などの曲を目の前で次々に演奏してくれた。

 

歌謡曲の名曲をハードロック風にアレンジして演奏するのがとにかく新鮮だった。どの曲にも共通しているのは、寺内タケシや成毛滋らのフォロワーである小林克己の存在感だ。ジャパニーズエレキギターの系譜を完全に自分のものとしており、間奏でフューチャーされる速弾きはもちろんのこと、バッキングで聴かせるミュートの16部音符がアルバム全体のリズムをつかさどっている。

 

近田のヴォーカルは一種のパロディスムが色濃く、決して上手くはないが、それがかえって味となっていて親近感が湧く。時折り挟まれるコーラスは、プロの女性に混じってベースの高木英一(タマちゃん)、前出の小林が担当しており、この2人はそれぞれ1曲ずつリードヴォーカルも務めている。

 

私事になるが、当時高校でバンドを組んでいた筆者は、高3の文化祭でこのアルバムから8曲ほどピックしてライブを2ステージやらせてもらった。男子校の文化祭に男女混合バンドで出演したのでとにかく目立ったのだろう、演奏が始まるやいなや校舎中から男子生徒の人だかりができたのを覚えている。編成は、Vo女子、G男子、Key女子、B男子、Ds男子に、マネジャー女子という構成(筆者はDsを担当)。そんなこともあり、自分にとっては思い出深いアルバムなのだ。

 

サイドA

1.ついておいで(シャープ・ホークス、1966年)
作詞:尾中美千絵、作曲:鈴木邦彦、編曲:近田春夫
2.恋の弱味(郷ひろみ、1976年)
作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:近田春夫
3.東京物語(森進一、1977年)
作詞:阿久悠、作曲:川口真、編曲:近田春夫
4.きりきり舞い(山本リンダ、1973年)
作詞:阿久悠、作曲:都倉俊一、編曲:近田春夫
5.真夜中のエンジェル・ベイビー(平山三紀、1975年)
作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:近田春夫
6.ラストショー(JJS、1977年)
作詞:杉山政美、作曲:木森敏之、編曲:近田春夫

サイドB
1.でさのよツイスト(スリーファンキーズ、1960年)
作詞:石原昭、作曲:前田憲男、編曲:近田春夫
2.情熱の砂漠(ザ・ピーナッツ、1973年)
作詞:山上路夫、作曲:加瀬邦彦、編曲:近田春夫
3.気になるお前(沢田研二、1973年)
作詞:安井かずみ、作曲:加瀬邦彦、編曲:近田春夫
4.ブルドッグ(フォーリーブス、1977年)
作詞:伊藤アキラ、作曲:都倉俊一、編曲:近田春夫
5.人間狩り(ピーター、1974年)
作詞:なかにし礼、作曲:馬飼野康二、編曲:近田春夫
6.恋のT.P.O.(オリジナル)
作詞・作曲・編曲:近田春夫

 

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