ロボット「PINO」が金ピカに!
ロボット「PINO」は、誕生から22年を迎えたフレッシュマン
ツクダオリジナルが2001年に発売した二足歩行型ロボット「PINO」は、2001年6月の誕生から今年で22歳を迎えた“新社会人ロボット”である。その前年、HONDAが発表した二足歩行ロボット「ASIMO」は、1年先輩の23歳(2年目社員)になる。
2001年といえば、21世紀が幕を開けた記念すべき年で、1999年から2000年にかけてのコンピュータY2K問題をなんとか無事に乗り越えて、ITバブルの余波が続いていた最後の年だ。誰もが、一攫千金を夢見てキャピタルゲインを目指すという、テクノロジー信仰が頂点に達していた時期でもある。
AI時代のPINOが、全身GOLDに‼
ITバブル時代に誕生したPINOには、バブリーなGOLDが似合いそう?…ということで、PINOの22歳(新社会人)を記念して、ピカピカの一年生ならぬ“金ピカの一年生”にグレードアップさせてみた。背中に背負っているのは、もちろんランドセルだ。当初、目元のアイガード部分は半透明のまま残しておいたのだが、GOLD一色のほうが断然COOLだ。
あらためて、金ピカのPINOを見ていると、どこかで見たような既視感にとらわれた。そう、昭和のテレビ特撮ヒーローの「マグマ大使」である。私が少年時代に好きだったヒーローで主題歌もよく覚えている。久しぶりに動画を観てみると、実写とアニメを融合させた絵作りがなされており、そのアナログライクな特殊効果は現代からするととても新鮮だ。
新たにGOLDにRe-BornされたPINOの今後は?
さて、金色に光り輝くボディに生まれ変わった新社会人PINOには、これからどんな人生が待っているのだろうか? 現在は、イタリア生まれの木製ピノキオと一緒に鎮座しているPINOだが、初めてアカサカベースにやって来た時は、その佇まいがどこか不気味であった。大きさが赤ちゃんと同じくらいなのがいけないのか、突然なにかを喋ったり、歩きだしたりしそうな気配を感じて…鳥肌が立つ思いを何度かさせられたのだ。今は夏なのでそれも良いが……。
それが、金ピカの一年生に変身させてからというもの、そうした気配は封印されている。やはり、マグマ大使の勇姿が脳に刷り込まれているのだろう、金の体躯とサイズが特撮ヒーローに遥かに及ばないのが安心感を与えてくれるのだ。その後、1/3サイズのPINOを手に入れてわかったのだが、乾電池で動くこのロボットは消費電力がとても大きくて、喋ったり動いたりできる時間は、初代ウルトラマン並みにごくわずかなのである。
ASIMOにしても犬型ロボットのアイボにしてもそうなのだが、彼(彼女)らに共通するのは蓄電能力がいかに重要かということ。我が家には、3台のiRobot ルンバが毎日部屋を掃除してくれている。ちょうど昨日、カメラを搭載した4代目のルンバをビックカメラで買ってきたばかりだ。ルンバの蓄電能力は高いが、たまに充電ステーションにたどり着けずに停止していることがある。
人型ロボットが生活のアシストをしてくれる日は、もう目の前まで来ているだろう。そしてその先には、生身の人間そっくりのロボットと共に生活するSFのような世界が現実のものになるかもしれない。
しかし、本当に恐ろしいのは蓄電が必要なロボットではなく、電源ONのまま稼働を続ける空気のようなAIだ。人間の生活や健康までのすべてを管理するAIが、暴走したり誤作動するような事態は絶対に避けなければならない。機械である以上、いや機械だからこそ起こりうるエラーは予測できるだろう。しかし、自動的に学習して自らをカスタマイズしていくようなAIの思考は止めることはできないのだ。
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