電子タバコ Ploom Xの箱でBluetoothスピーカーを作る‼
豪華すぎる化粧箱を捨てるのはもったいない⁉
電子タバコを試したことがある人なら分かると思うが、送られてくるパッケージの箱がとにかく“これでもか”というくらいに豪華に作られている。スマホのパッケージならともかく、たかが電子タバコである。この過剰すぎる豪華な化粧箱を見ていると、フツフツとクラフト精神が駆り立てられてしまうのは、きっと私だけではないだろう。
3.8cmフルレンジユニットにホーンを付けると⁉
少し前からホーン型のスピーカーを作ろうと思考を重ねていた。それというのも、マンションのゴミ置き場に捨てられていたホーン型の金属パーツを活かして何かを作ろうと思ったからだ。この金属パーツが2個あれば、きちんとした木製エンクロージャーで2ウェイスピーカーを組んでいただろう。しかし、パーツは1個あるのみだ。パーツの作りはかなり良く高級感もあるので、恐らくカメラ用のレンズフードではないかと推測するのだが一体何なのかは未だに判明していない。
動画を再生して音の違いを比べてみてほしい。スピーカーユニットにこのレンズフード?を載せるだけで、音が大きく広がる効果があるのが分かるのではないだろうか。
Bluetooth搭載メディアプレーヤーを内部に仕込む
Ploom Xの箱に仕込むアンプは何が良いか? スピーカー1個なのでステレオアンプは選択肢から除外した。現在は、Bluetoothのモノラルスピーカーが主流の世の中だ。それなら、Bluetoothレシーバーを搭載したモノラルアンプが良い。そこで、私が選んだのはBluetooth搭載式のメディアプレーヤー M3WS10というパーツだ。始めからモノラル設計なので悩む必要もない。
Ploom Xの箱に3.8cmの丸穴を開ける
まずは3.8cmフルレンジを裏側からピタリとはまるように自在錐を使って3,8cmΦの丸穴を開けた。豪華な化粧箱とはいえ、素材は段ボールなのでこの作業はカンタンにできた。そして、電源供給用にUSBのMicro Bコネクタが挿せる穴を開けてエンクロージャーは完成。
バッフルに金属ホーンを固定してスピーカーが完成‼
最後に、金属製のホーンをバッフル中央に固定すればこのスピーカーは完成だ。ホーンの固定には金属、木、紙、プラスチックとオールマイティーに使える多目的ボンドを使用。スピーカーユニットは、金属ネジでしっかりと2点止めしているので安定している。多目的ボンドはシリコン状に固まるので、接着面がしなやかである。振動を吸収するのでこの工作には向いているかもしれない。
完成したPloom X スピーカーの音を聴いてみよう‼
スピーカーが完成したので、早速メディアプレーヤーにBluetoothで音を飛ばして音楽を聴いてみた。3.8cmにしては、前後にブルブルと大きく振動するユニットのため、ボリュームを上げすぎると歪みが出てきてしまうが、ピアノとサックスといった生楽器の再生にはうってつけの響きだ。上部のフタを開ければ内部にアクセスできるので、チューンナップも容易にできる。
完成したスピーカーの見た目は、まるでプロジェクターのようだ。個人的にはなかなか面白い造形に仕上がったと思う。チップボードのエンクロージャーには不釣り合いな金属製のホーン。その中心にあるのは3.8cmのフルレンジユニットである。プロジェクターとも、ピンホールカメラとも見紛うような外観だが、実態がBluetoothスピーカーというのも良いではないか。創造にはちょっとした遊び心も時には必要だ。えっ そんなスピーカーばっかりだって? はい、そのとおりです(笑)
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