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ショートストーリー“謎の音盤UFO” 第1話

Surrealistic Dream 超現実的な夢

昨夜、わたしはある夢を見た。

遥かに見渡せる大地と澄みわたった青空の彼方から、黒い円盤状の物体が現れたのである。

その物体は、見る見るうちに増殖していって、やがて隊列を組んだかと思うと、こちらに向かって飛んでくるではないか!

 

隊列を組んだその群れは、回転しながらゆっくりと近づいてくるのだが、どうも立体感に乏しくて薄っぺらく見える。やがて、その円盤の群れはわたしの頭上を越えて南西の方角へと移動していくのだが、よく見るとそれは巨大なレコードのようだ。

 

謎の音盤UFO  ©Toma Campbell

 

円盤の中心部にはレーベルがペったり貼られていて、なにやら見覚えのあるデザインが施されている。そして、最初の円盤がわたしの頭上を通り過ぎるとき、わたしは確かに聞いたのだった。その円盤が発している音がドップラー効果によって変調していくのを。

 

そう、それは円盤ではなくレコード、言うなれば巨大な“音盤”なのだった。わたしの聞き間違いでなければ、その音盤が発していたのはFaustの”Why Don’t You Eat Carrots?” のようだった。ドイツのロックバンドによるミュージックコンクレートだ。

 

これは一体何なのか? 夢か現実か…? もし夢ならば、見えるもの・聞こえている音のすべてがリアルすぎる。では、現実なのか? もしこれが現実ならば、自分は異世界へと迷い込んでしまっているのだろうか…?

 

わたしは、回転しながらゆっくりと飛んでいく音盤の群れを呆然と見上げながら、まるで金縛りにでもあったかのように身動きすらできず、しばらくの間その場所に立ち尽くすことしかできなかったのである。

 

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