オリジナル小説「秘密の八重歯」第四章 – 7 2021.06.04 NOVEL 練馬から送られてきた、まさかの手紙 少年Sは、警察にマークされるほどの札付きのワルだった。昨年だけでも2月、3月、6月に補導されており、保護観察処分の身であったが、実際にはその処分がおりてはいても有名無実化されて自由奔放に振る舞っていた。父親が白バイ警官だったこともあるだろう。1968年5月には、強盗容疑で昭島署に逮... 詳しくはこちら