オリジナル小説「秘密の八重歯」第三章 – 15 2021.05.28 NOVEL 消えた謎の指示書と発煙筒 賭博師Oは、公園である男と会っていた。身なりのしっかりした中年男性で、黒の中折れ帽を被っている。Oとその男性は、公園の同じベンチに腰掛けながら話をしていた。共に、相手を見ることはせずに、前を向いたままのやりとりだ。 「今のところ、すべて思い通りに事は運んでます」 Oがそう... 詳しくはこちら