Akasaka Base|オリジナルのオーディオ製品とアメリカ雑貨 アカサカベースでは、オリジナルの高品質なサウンドグッズ(スピーカー、アンプ等)、 トーマ・キャンベルがデザインした世界に例のないアイデアを活かしたメディアアートをはじめ、 大人の秘密基地にふさわしいアメリカ雑貨やコレクターズグッズなどをセレクトして販売しています。

オリジナル小説「秘密の八重歯」第五章 – 6

犯行の影に隠れていた知られざる工事車両 1968年12月10日の午前零時過ぎ、ノエルと少年SはふたたびセンパイOの家へと到着した。家の庭には、工事用の小型トラックが駐まっている。その荷台には、立入禁止の看板が4つ載せられていた。いつ、どこで、どうやってこのトラックを調達したというのか? そのあまりの準備の良さに2人は...

オリジナル小説「秘密の八重歯」第五章 – 5

犯行前夜の最終ミーティング 12月9日、決行日の前日となる月曜の午後、ノエルと少年Sは最終ミーティングのために賭博師Oの家へと別々に向かっていた。ノエルは立川から、少年Sは新宿のゲイボーイ宅から電車で別々にやってきた。この日の天気は曇りだが、決行日となる明日の天気は雨の予報だ。   Oは、少年Sのために...

オリジナル小説「秘密の八重歯」第五章 – 1

第五章 ホンダドリームからヤマハスポーツへ 11月に入ると、現金強奪に向けての準備がいよいよ佳境に入ってきた。まずは、少年Sが扮する白バイ警官が乗るオートバイの調達だ。当時の白バイといえば、そのほとんどはホンダ製である。そこで、ターゲットをホンダの中型以上のバイクに絞って物色を進めることになった。   ...

オリジナル小説「秘密の八重歯」第四章 – 11

9月に3人で描いた青写真 9月25日の“リハーサル”に向けて、ノエルと少年Sに課されたのは、現送車を追尾するための新たなクルマを調達することだった。大きなヤマに向けては、まだやらなくてはならないことは多いが、現送車に気が付かれては元も子もない。万全を期して実行するためには周到な準備が必要だ。普段は大胆すぎるくらいに横...

オリジナル小説「秘密の八重歯」第三章 – 15

消えた謎の指示書と発煙筒 賭博師Oは、公園である男と会っていた。身なりのしっかりした中年男性で、黒の中折れ帽を被っている。Oとその男性は、公園の同じベンチに腰掛けながら話をしていた。共に、相手を見ることはせずに、前を向いたままのやりとりだ。   「今のところ、すべて思い通りに事は運んでます」 Oがそう...

オリジナル小説「秘密の八重歯」第三章 – 12

メンフィスでの3人の密談 翌日、ノエルは午後3時に「メンフィス」へと向かった。店内に入ると、少年Sがいつもの席に座って煙草をふかしていた。   店に入ってきたノエルを見て、Sは左手を上げて「よお!」と合図をした。ノエルは、オーナーにオーダーを告げて飲み物を受け取ると、Sの前の席に座った。  ...

オリジナル小説「秘密の八重歯」第三章 – 7

大切に保管されていた黒海の真珠 オデッサ キヨとノエルは、国分寺駅北口にあるY氏の歯科医院の前でタクシーを降りた。はじめてキヨがこの場所を訪れてから12年の年月が経つが、住宅が増えてはいるものの大きな変化はない。キヨとノエルは、歯科医院の門扉を開けて敷地内に入ると、玄関の呼び鈴を鳴らして院内へと入った。待合室には患者...

オリジナル小説「秘密の八重歯」第三章 – 6

はじめて経験した歯の痛み ある日、少年Sと一緒にヴィレッジの売店で買ったホットドックを囓っているとき、ノエルは左上顎の歯に違和感を感じた。ソーセージを噛んでいるとき、今までに感じたことのない、上顎全体に響くような痛みが伝わったのだ。そのことをSに話すと、彼はこう言った。   [caption id=...

オリジナル小説「秘密の八重歯」第三章 – 5

立川基地拡張計画の影で起こった日米間の摩擦 リチャード家が立川のアメリカンヴィレッジに住みはじめてから2年後の1957年7月、立川基地の滑走路拡張に向けて、特別調達庁東京調達局が周辺を強制測量をした際、基地拡張に反対するデモ隊の一部が、アメリカ軍基地の立ち入り禁止の境界柵を壊し、基地内に数メートル立ち入ったとして、デ...

オリジナル小説「秘密の八重歯」第三章 – 4

ノエルの冒険 立川での新たな出会い キヨの実家では、姉夫婦の赤ん坊が10月に誕生した。山田家にとって念願の男の子である。義兄は結婚を機に務めていた会社を辞め、4月から実家の印刷会社の取締役に就任し、経営から家督までのノウハウを少しずつ伝授されていた。近い将来、父に代わって4代目の社長に就任するのは間違いない。姉夫婦に...

オリジナル小説「秘密の八重歯」第三章 – 3

立川基地にあったアメリカでの生活 キヨとリチャード、そしてノエルの3人は、立川基地(Camp Fincam)のアメリカンヴィレッジで揃って暮らすようになった。リチャードは、立川基地の滑走路を拡張して大型のジェット機が離発着できる軍事ターミナルの建設責任者として、その仕事に精を出していた。   [ca...

オリジナル小説「秘密の八重歯」第三章 – 2

山田家の跡取りをめぐるもう一つの芽 リチャードは、ノエルと久しぶりに会うことが出来て喜んだが、その日の帰り道に、ゆくゆくは息子を立川のアメリカンヴィレッジへと連れ帰りたいとキヨに話した。   キヨは、山田家がノエルを養子にしたことはリチャードには隠していた。もしそれを彼が知ったら、きっと怒り狂って養育権...

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