新たにジュースのボトルランプが完成❣
昭和レトロなジュースボトルをランプにRe-Born‼
オレンジジュースといっても、100%天然果汁のジュースではない。昭和26年にはじめてジュースが発売されてから、日本ではオレンジジュースブームが巻き起こった。当時、家庭で飲まれていたのは、リターナルボトルという環境にやさしいビン入のジュースだった。これはアメリカの習慣を取り入れたのがその理由の一つだが、戦前からラムネもビー玉栓のビンで再利用されていた。
その歴史は意外と長く、昭和47年にボーリングブームが頂点に達していたころも、相変わらずビールなど酒類も含めて飲料はビンで供給されるのが普通だった。しかし、やがて飲料はビンから缶へと主力が移っていく。飲料を酒屋に注文して届けてもらう時代から、自販機やスーパーで買って帰る時代へとライフスタイルが変化していったのだ。
しかし、時代が平成を経て令和となった現在でも、リターナルボトルで売られている飲料は存在する。どのボトルも、昭和感満載のレトロな雰囲気に満ちていて、不思議なことに缶やペットボトルの飲料よりも鮮度が高くておいしい。
おいしく感じるのは気分の問題だろうと思って、実際に飲み比べたことが何度かあるが、ジュースにしてもビールにしてもビン入りのほうが断然おいしいのは間違いない。ビン入りには、缶特有の鉄分が加味されないのと、密閉度の関係で中身の鮮度が高いというのがその理由なのではないだろうか。
数年の歳月を要してジュースの色を再現することに成功‼
さて、前置きが少々長くなったが、ここからが本題だ。実はこのランプ、満足のいく色と透明度を実現するためには多くの時間を費やした“苦労の結晶”なのである。従来の工程では、どうしても再現できなかったジュースの色を、作り方を変えることでやっとクリアすることができたのだ。
その方法についてはここで明かすことは出来ないが、たかがボトルランプ…されどボトルランプと言えるぐらいに実に奥が深いのだ。時間にして約2年、失敗を重ねること数10本もの試行錯誤を繰り返して、やっとたどり着いたのがこの作品である。ふり返れば、ずいぶん回り道をしたなと思うが、諦めないで続けていけばいつかは道が拓けるのだということを実感することができた。
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