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アカサカベースが選ぶ、秘蔵の名盤 第4話

赤い鳥「竹田の子守唄」

 

 

このレコードは、1971年に発売された赤い鳥の通算4枚目となるアルバムである。村井邦彦氏率いるアルファレコードが総力を結集して制作した、日本のフォーク・ロックの金字塔と呼ぶべき不朽の名作だ。後のハイ・ファイ・セット、紙ふうせん、ハミング・バードへと分岐していく、音楽業界では誰もが一目を置く実力派がそろっていた赤い鳥。彼らの凄さを物語るエピソードを以下に紹介する。

 

1969年11月、「第3回ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」に関西・四国地区代表として出場。「竹田の子守唄」、「COME AND GO WITH ME」を歌い、フォーク・ミュージック部門の第1位を獲得、他部門の優勝グループを抑え、グランプリを獲得した。このコンテストにはオフコース(当時は「ジ・オフ・コース」)、チューリップ(当時は「ザ・フォー・シンガーズ」)も出場しており、財津和夫はオフコースに、小田和正は赤い鳥にそれぞれ「負けた」と思ったという。(出典:ウィキペディア)

 

 

赤い鳥の原点に戻った、フォーク・ロックの名盤

初期は、フィフス・ディメンションの路線と民謡を現代的にアレンジしたコーラスを得意とした赤い鳥だが、コロンビアから東芝EMI(アルファ)に移籍したあとは、プロデュースをジャック・ウインズレー、アレンジをジョン・フィディーの外国人コンビに委ね、バンド名をThe Red Birdsに改め、英語の歌詞を前面に押し出すなど、明らかに海外での活動を視野に入れた展開を行っていた。

 

 

そんな彼らが、赤い鳥に戻って彼らの真価を改めて問うたのがこのアルバムだ。メンバー全員のコーラスと、ソフトロック的なアレンジ、平山泰代と新居潤子の印象的なリードヴォーカルなど、赤い鳥の魅力が存分に発揮された内容となっている。

 

ジャパニーズ・トラッドフォークを代表するグループ

赤い鳥は関西出身のグループだが、日本の民謡をしみじみとした美しいコーラスで聴かせる稀有な存在だ。後期には、大村憲司(ギター)、村上秀一(ドラム)、渡辺俊幸(ドラム・キーボード)を加えるなど、まさに実力派らしい布陣で将来を嘱望されたが、路線対立から1974年9月に解散。後藤・平山夫妻は「紙ふうせん」、山本夫妻と大川は「ハイ・ファイ・セット」、渡辺は「ハミング・バード」を結成。その後の活躍はご存知の通りだ。

 

 

民謡「竹田の子守唄」に関しては、その発祥に関してのストーリーも含め、歌詞について深く考えさせられる名演である。ぜひ一度、センチメンタルな気分に浸りたいときに聴いてみてほしい。

 

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