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古いレコードの反りを治してみよう!

100円で買ったレコード でもそれにはワケがあった

先日、都内のあるレコードショップで、チューリップの「君のために生まれ変わろう」を100円で買ってきた。100円のレコードには新品同様のものもあれば、カビが生えていたりジャケットが破れてたりするものまでいろいろある。カビに関しては、水洗いしてあげればキレイに落ちるので問題はないのだが、中にはレコードが反り返っていて針飛びしてしまうものもある。今回のレコードはまさにこのケースであった。

 

 

 

レコードの反りを治すためにガラスを2枚使用

レコードの反りを治すために必要なのは、テーブルや棚の引き戸に使われているようなガラスが2枚あれば良い。パティオで使っているガラステーブルがあったので、さっそくガラスを取り外してレコードに挟むと…イイ感じにレコードが収まった。ガラスが薄いと重みが足りずに密着しないので、その場合は重りを載せるなどすればOK。

 

 

 

この状態で、直射日光が当たる場所に置いておくだけで大抵の反りは治せる。冬なら5時間、春秋なら3時間、夏なら1時間半くらい放置しておけば良い。レコードが反ってしまう原因は、真夏のクルマの中に長時間放置したり直射日光が当たる場所に長時間置いたままにしていた場合がほとんど。反りの原因が太陽光なら、反りを治すのも太陽光というのは自然の摂理というものではないか。

ポイントは、日差しが過ぎた後もそのままの状態で日陰にしばらく置いておくこと。レコードがやわらかいまま取り外そうとすると、グニャリと曲がってしまうこともあるので注意が必要だ。

 

よく晴れた冬の午前中から5時間放置。果たしてその結果は!?

レコードを太陽光に長時間あて過ぎると最悪の場合、塩化ビニールが溶けてレコードの溝がうまってしまう可能性もゼロではないだろう。ただし、同じ場所に何時間もいるわけにもいかないので、そんなときは太陽が移動して日陰になる時間帯と設置場所を計算に入れながらセッティングすれば良い。

 

以下に、レコード反り修理をまとめた動画をつくったので、興味のある方は見てほしい。アナログ盤の修理はいたってアナログ的な方法で治すしか方法はない。参考になれば幸いである。

 

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