ボロボロになったハイネケン看板を復活させる‼
ハイネケンのティンサインが日焼けでボロボロに(:_;)
アカサカベースがオープンした2019年にパティオに設置したハイネケンのティンサイン。
単3乾電池を入れてスイッチをオンにすると、王冠をかたどったサインの内周がLEDランプで光るという凝った看板で、Heineken beerの大きなネオン看板と合わせて、アカサカベースの顔となっていたサインである。
この看板、設置した2年後には劣化の兆候が見られ、南の太陽光が直撃する位置にあることを思えば仕方がないのだが、そのまま捨ててしまうのもモッタイナイので、手持ちの塗料で上塗り塗装して何とかごまかしていた。この時点でLEDランプも点灯せず…。
それから更に2年の月日が経つと、ハイネケンラベルの塗装部分が乾燥してボロボロになってしまい、なんとも可哀想な状態に陥っていた。昨日、パティオのソファに座って何気なくこの看板をながめていると、一つのアイデアが浮かんできた。
ロゴラベルをダウンロードして、同じサイズにカラープリント
140年の歴史を誇る老舗ビールブランドだけに、ネット上にはハイネケンのロゴラベルがいくつか公開されている。そのうちの一つをダウンロードして、ちょうど看板のラベルサイズと同じになるよう版下を作ってカラープリントしてみた。下の写真がその段階のものだ。
ラベルをトリミングして看板の凸部分に合わせてみると、ほぼピッタリと合わせることができた。ラベルの裏側にスプレーのりを吹きかけて、剥げてしまっている地金に合わせてペタリと貼り付けた。余分な余白をカッターでカットしてあげると…まずまずの出来栄えだ。
日焼け防止にラッカースプレーで表面をコーティング
このままでは、カラープリント(普通紙)を貼り付けただけなので、雨に濡れたり直射日光を浴びればたちまち色落ちしてしまう。そこで、UVカット効果を狙ってクリアラッカーを表面に吹き付けることにした。ティンサインを補修目的で塗装する場合は、水性ペイントよりもアクリルペイントのほうが日焼けに強いのでオススメだ。UVカット効果のあるクリアラッカーを選べば尚良いだろう。
点灯しなかったLEDランプまで復活した‼
クリアラッカーを吹いて乾かしている間、2年前は点灯しなかったLEDをチェックしようと新しい単3電池をセットしてみると、なんと上から2/3までのランプが健気にも点くではないか! 道具というのは不思議なもので、こうして愛情を込めてメンテナンスしてあげると、他の場所まで治ってしまうことが多々ある。今回もそれを狙ったのだが見事に的中してしまったのだった!
過酷な環境に耐えられるよう、表面をシーリングする
ここまで復活させることができたので、もっと大切にしてあげたくなるのが人情というもの。点灯しない1/3のLEDランプは雨水が溜まってしまう部分に集中している。いま生きている2/3のランプを水滴から守るために、アクリル板を嵌め込んでシーリングしてあげようと考えた。
シーリングすることで、直射日光が原因の日焼け防止効果も期待できるので一石二鳥のアイデアだ。ハンズでアクリル板を探すと、どうしても値段が弾んでしまう。そこで、今回は塩ビ板を使用することにした。直射日光からの耐熱性ではアクリル板に劣るものの、塩ビ板はやわらかくて加工しやすい。王冠の内側の経を図って、338φのサイズに丸くカットしてもらったのが上記の写真。
塩ビ板を嵌め込んでみると、直径338φは若干サイズオーバーだったのが分かった。あと3mmほど小さめにカットしてもらえば歪みもなくきれいに収まったはずだが、たった数ミリのオーバーのためだろう、嵌め込んでみると3箇所に凹みができてしまった。凹んだ箇所には養生テープを貼って上にひっぱることで、なんとか凹みを最小限に抑えることができた。これで、今回のリペアはひと通り終了だ。
ティンサイン一番の悩みのタネである直射日光によるダメージに、どこまで対処できるか? 塩ビ板の耐久性については今後も気をつけながらチェックしていくつもりだ。
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